乳腺のしくみ

女性の身体で代表的なシンボルのひとつといえば乳房ですね。この乳房は乳腺とそのまわりを埋める脂肪などでできています。乳腺は前からみると15~20個ほどの腺葉が乳頭を中心に扇型のように広がっています。腺葉はさらに乳汁を作る小さな腺房が集まってできた多数の小葉と、乳汁を運ぶ乳管がぶどうの房のように枝分かれしています。ひとつの腺葉からはひとつの主乳管が乳頭へとつながっています。乳腺の成長には卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが関係しています。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は乳腺の増殖や丸みのある体型、つややかな肌や髪など女性らしい身体を保つほか、生殖器の発育や排卵のコントロールの役割をしています。幼児期までは乳管が少しあるだけの未発達な状態ですが、第二次性徴の時期(思春期)になるとエストロゲンの作用により乳腺が発達し、さらに乳腺を保護するためにまわりに脂肪がつきます。プロゲステロン(黄体ホルモン)は乳腺を発達させるほか、子宮内膜の働きに作用します。乳房の大きさは乳腺が1割、脂肪9割といわれており、人によっても乳腺の数はそれほど変わらないので、ほぼ脂肪の量によって決まっているといえるでしょう。

ですから、スポーツ選手など筋肉の割合が多い人はそれほど大きくない場合もあります。妊娠するとプロラクチンなど、ほかの女性ホルモンの影響も加わって、乳腺が発達するのでふくらみが大きくなります。

 

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